田辺 久実

たなべ くみ

Kumi TANABE

ラボテューター&子ども発達サポーター

経歴

  • 英語英文学科卒業
  • 1998年~2003年
    Orange Coast College 写真学科卒業(アメリカ・カリフォルニア州)
  • 2004年〜
    外資系ホテル、外資系企業に勤務
  • 2017年〜現在
    埼玉県志木市にてラボパーティのテューターとして活動を始め、現在8年目

保持資格・受講講座

外部活動・講演実績

英語の原点

私の英語との最初の出会いは、父による「英語の絵本読み聞かせ」でした。そのことを思い出したのは、実は大人になって自分の子育てが始まってから。ある日、我が子に絵本を読もうと、実家の本棚へ絵本を取りに帰ったとき、本棚に父の手書きの翻訳が書いてある、ちいさな絵本を見つけ「大好きだった、お話だ!!!と飛びつくようにページを開いたことがきっかけです。

ページをめくると絵と共に、その当時の嬉しかった記憶や懐かしさが鮮明に蘇ってきました。子ども時代に読む絵本は「子どもの心の奥底にずっとずっと安心できる場所としてあり続ける」ことをこの時に実感しました。この体験が、私の「英語」と「絵本育児」に向き合う情熱の原点です。

学生時代は、沢山の洋楽を毎日聞いて歌詞を日本語に訳したり、歌えるようになるまで繰り返し練習したり、CDのジャケット写真をうっとり眺めることが何より大好きな少女時代を過ごしました。中学2年生ではじめてLAに短期留学し、短大を卒業後にも5年間LAに留学しました。そこでは「大好きな英語を学びながら、大好きだった洋楽CDのジャケット写真のような写真を撮る写真家になる」という夢を叶えることができました。

日本に帰国後も英語を使った仕事を沢山してきましたが、その中で「私が経験してきた英語体験を自分の中だけにとどめておきたくない。私と同じように英語を学びながら夢を叶える子どもを育てたい」という想いが強くなり、英語を教える決意をしました。

実は失敗してしまった我が子へのバイリンガル教育

最初は独学で我が子へのバイリンガル教育を試みましたが、実は失敗してしまいました。我が子は「ことば」がなかなかでなくて、1歳半検診の時に、「この子は一生お話しないかもしれません」と、衝撃的な事実を突きつけられたのです。

行動療法、作業療法、言語療法、療育などあらゆる専門家の先生にお世話になりながら、私も必死で学びました。おかげで息子は3歳でことばを急に話だし、今ではのびのびと自己表現し、大好きな体操や卓球に取り組む元気な中学生男子になっています。この経験が、私が英語力だけではなく、総合的な教育を大切にした学びを提供したいという決意した出来事のひとつです。

ラボパーティとの出会い

総合的な教育を、英語教育を通じて提供するにはどうすればいいのか。そう思ったときに出会ったのが「ラボパーティ」です。

「ことばが子どものみらいをつくる」という教育理念を掲げるラボパーティ。母語や言葉を大切に、絵本や物語、劇活動から英語でコミュニケーションスキルや人間力を育む、ユニークな英語教育法です。この活動に参加を始めて、2024年で開設8年を迎えました。0歳から大学生まで幅広い年齢の子ども達と、世界中の物語を楽しみながら表現し、日々の活動や、合宿、キャンプ引率、国際交流などに参加しています。

大切にしていること

ことばの獲得というのは、本当に奇跡で奥が深くて、そして繊細です。表面的な数字や結果だけを目標にしていては、決して見えてこないものです。

この見えない部分に向き合うとき、子どもの発達の全体がおのずと見えてきます。たとえ、発達の問題があるときも、解決のための道筋も見えてきます。

「ことば・からだ・まなび」は繋がっています。

土台をしっかり育てて子どもの発達の全体像を見ることではじめて子ども達は学びを吸収して実力が発揮できるのです。

私自身の育児の経験や資格取得、ラボでの様々なお子さんとお家の方とかかわってきた経験を通じて、様々な角度からのアプローチをお伝えしています。

我が子と一緒に、世界中の文化や物語を楽しみ、沢山の交流や挑戦から我が子を育てたいと感じる方、英語が好きな方、英語初心者の保護者の方、まずは一緒に英語の歌から歌ってみましょう!きっと楽しくて、もっと歌えるようになりたい!って思いますよ。